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浦添市文化財調査報告書 | 浦添市

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Academic year: 2018

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全文

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城 間 東 空 寿 古 墓 群

―県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書―

ぐすく   ま    あがり   くう    じゅ    こ     ぼ    ぐん

2017(平成 29)年2月

沖縄県 浦添市教育委員会

(3)
(4)

巻頭1

第1調査区(南から)

(5)

巻頭3 004 号墓完掘状況(東から)

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巻頭6 016 号墓完掘状況(西から)

(8)

 本報告書は県道浦添西原線(港川∼城間)道路 改築事業に伴い、平成 24 年度と平成 26 年度に沖 縄県中部土木事務所から委託を受けて行った城間 東空寿古墓群の緊急発掘調査の成果をまとめたも のです。

 城間東空寿古墓群の所在する丘陵一帯は城間集 落の墓域として知られ、現在でも亀甲墓を主とす る約 100 基の古墓が所在します。丘陵斜面に亀甲 墓群が整然と並ぶ様子は、基地建設によって消滅 したかつての城間の風景の一端をしのばせます。  今回の調査を行った古墓からは墓の構造や形態 等についての貴重なデータを得ることができまし た。また、出土した陶製や石製の蔵骨器、瓶や小 杯などの陶磁器、銭貨、金属製品の遺物からは、 被葬者や当時の墓制を知るうえで貴重な情報を得 ることができました。

 今後、この調査成果が地域の歴史・文化の学習 ならびに学術研究の一助として多方面に活用いた だければ幸いです。

 末尾になりましたが、今発掘調査を実施するに あたり、ご協力をいただきました沖縄県中部土木 事務所ならびに地域の皆さま、また、発掘調査の 際にご指導・ご助言をいただきました先生方に深 く感謝申し上げます。

       平成 29 年 2 月

      浦添市教育委員会       教育長 池原寛安

(9)

1.本報告書は、県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業に伴い、沖縄県浦添市城間に所在する埋   蔵文化財「城間東空寿古墓群」の発掘調査の成果をまとめたものである。

2.発掘調査は、県道浦添西原線道路改築事業に伴うものであり、沖縄県土木建築部 中部土木事務所道   路整備班の委託を受けて、浦添市教育委員会文化課が実施した。

3.資料の整理にあたり、下記の方々の指導・助言をいただいた。記して感謝申し上げます。   陶磁器 倉成多郎氏(那覇市立壺屋焼物博物館)、吉田健太氏(那覇市市民文化部文化財課)

4.発掘調査に係る現場作業は、平成24年度および平成26年度にかけて実施した。調査期間は、平成24   (2012)年9月20日∼平成25(2013)年3月19日、平成26(2014)年10月6日∼平成27(2015)年3月   13日である。調査の実施にあたっては、平成24年度を株式会社アーキジオパシフィック支店、平成26   年度を株式会社イーエーシーの支援を受けた。

5.報告書作成は、平成24年度から平成28年度の5ヶ年にわたって実施し、浦添市教育委員会文化課職   員及び嘱託職員がこれにあたった。

6.蔵骨器の実測および写真撮影等については、株式会社島田組沖縄支店及び株式会社シン技術コンサ   ル沖縄営業所に委託した。

7.掲載遺物は、遺物に一連番号を付し、遺物番号とした。従って遺物番号と図版・実測番号・観察表   の遺物番号は一致する。

8.色調表現は『標準土色帳』(農林水産省農林水産技術会議事務局監修)に準拠した。

9.第1図は沖縄県土木建築部 中部土木事務所道路整備班から提供いただいた図に加筆して掲載した。

10.報告書には、鈴木 悠(那覇市歴史博物館)から玉稿を賜った。記して感謝致します。

11.本書の執筆を以下のように分担した。なお、副葬品の分類を又吉幸嗣、図版作成を勝野久美子の協   力を得て、編集は仲宗根久里子が行った。

   仲宗根久里子 第1章、第2章第2節・第3節、第3章、第4章、第8章    仁王浩司   第2章第1節

   鈴木 悠   第5章

   菅原広史   第6章、第7章

12.本文中で使用した引用・参考文献は、各章末に記した。

13.城間東空寿古墓群及び城間集落に関する聞き取り調査では多くの方々のご協力を頂きました。記し   て感謝申し上げます。(敬称略)

  [話者] 内間千代、内間政子、古波蔵トヨ、與座シゲ、又吉久子、西原芳子、西原良昭、城 良伸   [協力] 稲江哲哉(浦添市城間自治会長)、銘苅全郎(浦添市港川自治会長)、比嘉正仁、赤嶺有紀

14.調査に関わる実測図や写真等の記録は、浦添市教育委員会文化課において保存している。

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マド枠の分類(ボージャー)

寄棟形

1方2方

平葺形 平葺形 唐破風形 唐破風形

1方2方 Ⅰ方 1方2方

Ⅰ方4円

屋門の分類(マンガン釉甕形)

マド枠計測部位

横軸

縦軸

瓦屋形 唐破風形 位牌形 アーチ形

屋門計測部位

横軸

縦軸

マド枠・屋門の部位名称と計測位置

蔵骨器の各部名称と計測位置

(上段:ボージャー形,下段:マンガン釉甕形)

口径 口径 内径

底径

内径 口径

つまみ つまみ台

鍔 かえり 横帯1

横帯2 肩部文様帯 横帯3

つまみ つまみ台

頸部横帯

胴部横帯 胴部文様

マド マド枠

口径 内径

底径 胴部径

玉飾 屋根 窓 柱貫 柱 銘書面

屋門

横帯4 胴下部文様帯 胴部文様帯 胴部径

1 13

2

17 16 15

12

11 12

9 10 6 7 4 4 4 8

5 14

3

1.コールイシ(香炉石) 2.ヒラチ(蓋石)3.ジョウカブィ(門被い) 4.カガンイシ(鏡石) 5.マユ(眉) 6.ウーシ(臼)

7.クヮウーシ(子臼) 8.ヌンチャ 9.ナージミー(庭積み) 10.ワラビヌティ(童の手) 11.シミイシ 12.スディイシ(袖石)

13.ヤジョーマーイ・ウスディマーイ(袖回り) 14.チジ(頂上) 15.サンミデー 16.ハカヌナー(墓の庭) 17.ジョー(門) シルヒラシ

右 棚

左 棚

カビアンジ

1番棚

2番棚

3番棚

墓室内 〕 〔 〔外観〕

墓の各部名称

1.本書に表示した基準高はすべて海抜高を用い、メートル単位で表した。 2.地形測量図に示した座標は、世界測地系を用いた。

3.平面図に記した方位は、基本的には座標北を示す。

4.遺構断面図を作成した位置は、遺構平面図に横断ラインを示し、方向は英字で表した。 5.地形測量図については 1/200 を基本として作成し、1/1000 の縮尺で掲載した。 6.遺構図については、1/20 を基本として作成し、1/80 の縮尺で掲載した。

7.埋納獣骨の出土状況図については、1/2 を基本として作成し、1/8 の縮尺で掲載した。 8.埋納蔵骨器の出土状況図については、1/2 を基本として作成し、1/20 の縮尺で掲載した。

9.遺物の実測図は、出土品のうち蔵骨器は 1/6、それ以外は 1/2 や 1/1 で掲載した。それらについては、   掲載頁に明示した。

10.本書で用いた墓の各部名称については以下のとおりである。

11.蔵骨器の各部名称と計測位置などは、浦添市教育委員会刊行の浦添市文化財調査研究報告書第 25   集『伊祖の入め御拝領墓の厨子甕と被葬者』(1997 年)および浦添市文化財調査研究報告書『比嘉   門中墓の家族史―家族の数だけ歴史がある―比嘉門中墓の調査概要』(2006 年)を参考にした。詳   細は下記のとおりである。

(11)

目 次

巻頭図版

序文・例言・凡例・目次

第1章 はじめに

 第1節 調査に至る経緯  第2節 調査体制  第3節 調査の経過

第2章 遺跡の位置と環境  第1節 浦添市の地理的環境  第2節 遺跡の地理的環境  第3節 遺跡周辺の歴史的環境

第3章 発掘調査の概要  第1節 遺構

 第2節 遺物

第4章 調査の成果  第1節 003 号墓  第2節 004 号墓  第3節 009 号墓  第4節 012 号墓  第5節 016 号墓  第6節 018 号墓  第7節 019 号墓  第8節 021 号墓  第9節 022 号墓  第10節 025 号墓

第5章 銘書の分析  第1節 資料の概要

 第2節 銘書からわかる各墓の様相

第6章 獣骨の分析  第1節 資料について  第2節 分析の概要

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第 11 節 026 号墓 第 12 節 033 号墓 第 13 節 034 号墓 第 14 節 039 号墓 第 15 節 041 号墓

第 16 節 042 号墓・043 号墓 第 17 節 044 号墓

第 18 節 046 号墓

第 19 節 050 号墓・051 号墓

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……… 111

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……… 121

……… 130

……… 134

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……… 139

……… 144

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第7章 人骨の分析  第1節 資料について  第2節 分析の方法  第3節 分析結果の概要      (1) 003 号墓      (2) 004 号墓  第4節 小考

第8章 総括

写真図版 報告書抄録

挿図目次

表 紙 

第1図 城間東空寿古墓と

    工事計画路線の位置関係図

第2図 遺跡の位置と市内の主な基群の位置図 第3図 調査地地形と各墓の位置図

第4図 003号墓平面図

第5図 003号縦断見通し図、トレンチ断面図、     正面図、墓室横断面図

第6図 003号墓墓室内埋納獣骨 平面図、     断面図

第7図 蔵骨器配置の模式図 第8図 003号墓出土遺物1 第9図 003号墓出土遺物2 第10図 003号墓出土遺物3 第11図 004号墓平面図

第12図 004号縦断見通し図、正面図、墓室平面図     墓室横断面図

第13図 蔵骨器配置の模式図 第14図 004号墓出土遺物1 第15図 004号墓出土遺物2 第16図 004号墓出土遺物3 第17図 004号墓出土遺物4 第18図 004号墓出土遺物5 第19図 004号墓出土遺物6 第20図 004号墓出土遺物7

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第 21 図 004 号墓出土遺物8 第 22 図 004 号墓出土遺物9 第 23 図 004 号墓出土遺物 10 第 24 図 004 号墓出土遺物 11 第 25 図 004 号墓出土遺物 12 第 26 図 004 号墓出土遺物 13 第 27 図 004 号墓出土遺物 14 第 28 図 004 号墓出土遺物 15 第 29 図 古銭出土状況平面図 第 30 図 004 号墓出土遺物 16 第 31 図 004 号墓出土遺物 17 第 32 図 009 号墓平面図

第 33 図 009 号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、      正面図、墓室横断面図

第 34 図 009 号墓出土遺物 第 35 図 獣骨埋納平面図 第 36 図 012 号墓平面図

第 37 図 012 号縦断見通し図、トレンチ断面図、      正面図、墓室横断面図

第 38 図 蔵骨器配置の模式図 第 39 図 012 号墓出土遺物1 第 40 図 012 号墓出土遺物2 第 41 図 016 号墓平面図

第 42 図 016 号縦断見通し図、トレンチ断面図、      正面図、墓室横断面図

第 43 図 016 号墓出土遺物 第 44 図 018号墓平面図

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第45図 018号縦断見通し図、トレンチ断面図、     正面図、墓室横断面図

第46図 018号墓出土遺物1 第47図 018号墓出土遺物2 第48図 019号墓出土遺物 第49図 019号墓平面図

第50図 019号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、     正面図、墓室横断面図、袖墓断面図 第51図 獣骨埋納平面図

第52図 021号墓平面図

第53図 021号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、     墓室平面図、正面図、墓室横断面図 第54図 021号墓出土遺物1

第55図 021号墓出土遺物2 第56図 022号墓平面図

第57図 022号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、     正面図、墓室横断面図

第58図 蔵骨器配置の模式図 第59図 022号墓出土遺物 第60図 025号墓平面図

第61図 025号縦断見通し図、正面図、     墓室横断面図

第62図 025号墓出土遺物1 第63図 025号墓出土遺物2 第64図 026号墓平面図

第65図 026号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、         正面図、墓室横断面図

第66図 026号墓出土遺物 第67図 033号墓出土遺物 第68図 033号墓平面図

第69図 033号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、     正面図、墓室横断面図

第70図 034号墓平面図

第71図 034号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、     正面図、墓室横断面図

第72図 墓庭埋納蔵骨器 出土平面図 第73図

第74図 039号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、     正面図、墓室横断面図 039号墓平面図

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第75図 039号墓出土遺物1 第76図 039号墓出土遺物2 第77図 039号墓出土遺物3 第78図 041号墓 遺構図 第79図 041号墓出土遺物 第80図 042号墓出土遺物 第81図 043号墓出土遺物

第82図 042号墓・043号墓 遺構図 第83図 044号墓出土遺物

第84図 044号墓平面図

第85図 044号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、     正面図、墓室横断面図

第86図 046号墓平面図

第87図 046号墓縦断見通し図、トレンチ断面図、     正面図、墓室横断面図

第88図 046号墓出土遺物

第89図 050号墓・051号墓蔵骨器配置の模式図 第90図 050号墓・051号墓 遺構図

第91図 050号墓出土遺物 第92図 051号墓出土遺物

表目次

第1表 墓室平面形の類型 第2表 遺構観察表(1)∼(2) 第3表 出土遺物一覧表(1)∼(4) 第4表 003号墓 銭貨観察表 第5表 003号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第6表 003号墓 蔵骨器(身)観察表 第7表 003号墓 陶磁器他観察表 第8表 004号墓 出土蔵骨器内訳表 第9表 004号墓 蔵骨器(蓋)観察表(1) 第10表 004号墓 蔵骨器(蓋)観察表(2) 第11表 004号墓 蔵骨器(身)観察表(1) 第12表 004号墓 蔵骨器(身)観察表(2) 第13表 004号墓 陶磁器他観察表 第14表 004号墓 銭貨観察表 第15表 009号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第16表 009号墓 蔵骨器(身)観察表

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第1節 調査に至る経緯

 平成17年3月31日付け中土第5849号により、沖縄県土木建築部中部土木事務所(以下、沖縄県中部土木 事務所)から「主要地方道浦添西原線(港川道路)の計画に伴う文化財等について(照会)」があった。これを 受けて浦添市教育委員会は平成17年4月5日付け浦教文第2号により、道路計画地内に崎原古墓群、東空 寿古墓群、城間村跡が所在すると回答した。同時に、周知の遺跡については範囲確認調査、未調査地域にお いては試掘調査の必要がある旨を回答した。

 その後、浦添市教育委員会では沖縄県中部土木事務所の工事計画区分の3工区(崎原工区、東空寿工区、 城間工区)のうち、本報告書で報告を行う東空寿古墓群が所在する東空寿工区について、過去に本格的な 調査が行われておらず、遺跡の概要や墓の基数などが明らかではなかったため、浦添市教育委員会では、 開発事業者との事前調整に向けた基礎資料を得る目的で、古墓の分布状況、残存状況などを確認するため の範囲確認調査を平成23年2月16日∼3月29日にかけて実施した。まず本遺跡が所在する丘陵は全体的 に草木が覆い茂っていたため、古墓の観察が出来る程度の伐採作業を行い、順次に任意番号を付して、古 墓の個別観察を行った。調査にあたっては沖縄県中部土木事務所作成の地籍・計画路線合成図を使用して、 位置情報の記録を行い、遺構観察カードに遺構観察の記述を行った。その調査の結果、石積墓1基、洞穴墓 1基、岩陰墓10基、平葺墓8基、亀甲墓59基、堀込墓14基、脇墓4基、形式不明のもの1基、計98基の古墓と 壕と思われる遺構1基などを確認した。

 上記の調査結果を踏まえ、平成23年9月16日付け浦教文第219号にて、東空寿工区計画地内にかかる古 墓は亀甲墓35基を含む49基の墓が確認されたことを沖縄県中部土木事務所へ報告し、同年10月3日、同 事務所と浦添市教育委員会で、道路計画路線上にかかる埋蔵文化財の取り扱いについて協議を行った。そ の結果、当該文化財の現状保存や路線変更は不可能であることから、当該文化財について記録保存のため の本発掘調査を実施することとなった。また、本発掘調査は浦添市教育委員会が実施することや、調査に 係る費用は浦添市教育委員会が積算し、事業者が負担すること、今回の協議を踏まえ協定を結ぶことなど についても合わせて協議を行った。その後、発掘調査の時期、期間について調整した結果、平成24年度に現 地調査を実施し、平成25年度に出土品の整理、平成26年度に発掘調査報告書を刊行することとし、年度毎 にそれぞれ契約を交わすことで合意した。こうした埋蔵文化財の取り扱いに関する協議や調整に基づき、 平成24年3月1日付け沖縄県中部土木事務所長と浦添市教育委員会教育長との間で、埋蔵文化財の取り 扱いの措置及び発掘調査の実施方法等について定めた「県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業(東空 寿工区)に係る埋蔵文化財に関する協定書」(以下、「協定書」)を締結した。同時に、発掘調査事業の実施体 制や現地調査から資料整理、報告書作成までの3年度にわたる発掘調査全体スケジュールを示した「発掘 調査全体実施計画書」を提出した。

 平成24年5月31日、上記の協議、協定を踏まえ沖縄県中部土木事務所長と浦添市長との間で、平成24年 度分の発掘調査委託業務契約を締結した。同年6月1日付けで、契約書に基づく「平成24年度発掘調査実 施計画書」を提出した。

 平成24年度に現地調査を実施したが、地権者から発掘の承諾を得られていない古墓があったため、未 調査となった古墓が数基あった。平成26年度にそれら古墓の承諾が得られたことから、現地調査を同年 度に実施した。これらのことにより、平成27年度に出土品の整理、平成28年度に発掘調査報告書を刊行す ることとする「県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業(東空寿工区)に係る埋蔵文化財に関する協定

書の一部変更(第1回)」(以下、「協定書の一部変更(第1回)」を平成27年3月16日付けで締結した。  以降、平成24年3月1日付け締結の「協定書」および平成27年3月16日付け締結の「協定書の一部変更 (第1回)」並びに各年度に締結した「発掘調査業務委託契約書」、「発掘調査実施計画書」等に基づき、平成 24年度から平成28年度の5ヶ年事業として県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業に伴う城間東空寿 古墓群の記録保存のための本発掘調査を実施した。

第2節 調査体制

 調査体制は以下のとおりである。 調査主体  浦添市教育委員会

事業責任  浦添市教育委員会 教育長    津波  清(平成23年度∼平成24年度)       池原 寛安(平成25年度∼平成28年度) 事業所管  浦添市教育委員会 文化部 部長 下地 安広(平成19年度∼平成28年度) 事業統括     同     文化課 課長 當間 眞榮(平成23年度∼平成24年度)        同    松川 章 (平成25年度∼平成28年度) 事業調整     同      文化財係長 宮里 信勇(平成23年度)

       同    松川 章(平成24年度)

       同    渡久地 政嗣(平成25年度∼平成28年度) 事業事務     同     文化財係主任 仲宗根 久里子(平成23年度∼平成28年度)        同 主任 渡久地 政嗣(平成24年度)

       同 主事 菅原 広史(平成24年度)

         同    文化振興係主事 松田 奈津子(平成25年度∼平成28年度)        臨時職員 名渡山 俊幸(平成24年度)

       同    宮里 磨 (平成25年度)        同    上原 仁美(平成26年度) 調査員      同     文化財係主任 仲宗根久里子

         同       嘱託職員 玉栄 飛道(平成24年度)

         同       同    玉那覇 有登(平成24年度・平成26年度) 資料整理嘱託職員

  平成25年度 (嘱託職員) 比嘉 美智子、浦崎 祐子   平成26年度 (嘱託職員) 玉那覇 有登

  平成27年度 (嘱託職員) 勝野 久美子、石嶺 敏子   平成28年度 (嘱託職員) 勝野 久美子

委託業務

  平成24年度 発掘支援業務委託 株式会社アーキジオ沖縄

         細川 俊之(所長)、西井 敏夫(所長9月∼)、天久 朝海(現場代理人・主任調査員)、          宮城 勉(調査員)、細川 俊之(管理技術者)

(14)

第17表 009号墓 陶磁器他観察表 第18表 012号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第19表 012号墓 蔵骨器(身)観察表 第20表 012号墓 陶磁器他観察表 第21表 016号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第22表 016号墓 蔵骨器(身)観察表 第23表 018号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第24表 018号墓 蔵骨器(身)観察表 第25表 018号墓 陶磁器他観察表 第26表 021号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第27表 021号墓 蔵骨器(身)観察表 第28表 021号墓 陶磁器他観察表 第29表 022号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第30表 022号墓 蔵骨器(身)観察表 第31表 025号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第32表 025号墓 蔵骨器(身)観察表 第33表 025号墓 陶磁器他観察表 第34表 025号墓 銭貨観察表 第35表 026号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第36表 026号墓 陶磁器他観察表 第37表 039号墓 陶磁器観察表 第38表 039号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第39表 039号墓 蔵骨器(身)観察表 第40表 041号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第41表 041号墓 蔵骨器(身)観察表 第42表 041号墓 陶磁器観察表 第43表 046号墓 蔵骨器(蓋)観察表 第44表 046号墓 蔵骨器(身)観察表 第45表 046号墓 陶磁器観察表 第46表 050号墓・051号墓

         蔵骨器(蓋)観察表 第47表 050号墓・051号墓

         蔵骨器(身)観察表 第48表 050号墓 青銅製品観察表 第49表 銘書観察表(1)

第50表 銘書観察表(2) 第51表 銘書観察表(3) 第52表 銘書観察表(4) 第53表 銘書観察表(5)

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第54表 動物埋設遺構出土の動物骨観察 第55表 最少個体数集計表

第56表 出土人骨一覧表 第57表 墓別墓室類型表 第58表 遺構別墓室類型表 

第59表 各墓の所有者(「土地所有権証明書      交付簿(1952年)より作成」)

写真図版

巻頭1 第1調査区(南から)

巻頭2 第1調査区(上空から※写真上が東)     左から008号墓∼022号墓

巻頭3 004号墓完掘状況(東から) 巻頭4 004号墓遺物出土状況 巻頭5 004号墓出土蔵骨器 巻頭6 016号墓完掘状況(西から) 巻頭7 039号墓完掘状況(西から)

図版1 調査区遠景(北から)着手前状況

図版2 第1調査区(南から)(上空から)

図版3 第2調査区(南から)(上空から)

図版4 001号墓・002号墓・005号墓 図版5 003号墓(1)

図版6 003号墓(2) 図版7 003号墓(3) 図版8 003号墓(4) 図版9 004号墓(1) 図版10 004号墓(2) 図版11 004号墓(3) 図版12 004号墓(4) 図版13 004号墓(5)

図版14 006号墓・007号墓・008号墓 図版15 009号墓

図版16 010号墓・011号墓・013号墓 図版17 012号墓

図版18 014号墓・015号墓・017号墓 図版19 016号墓

図版20 018号墓

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第1節 調査に至る経緯

 平成17年3月31日付け中土第5849号により、沖縄県土木建築部中部土木事務所(以下、沖縄県中部土木 事務所)から「主要地方道浦添西原線(港川道路)の計画に伴う文化財等について(照会)」があった。これを 受けて浦添市教育委員会は平成17年4月5日付け浦教文第2号により、道路計画地内に崎原古墓群、東空 寿古墓群、城間村跡が所在すると回答した。同時に、周知の遺跡については範囲確認調査、未調査地域にお いては試掘調査の必要がある旨を回答した。

 その後、浦添市教育委員会では沖縄県中部土木事務所の工事計画区分の3工区(崎原工区、東空寿工区、 城間工区)のうち、本報告書で報告を行う東空寿古墓群が所在する東空寿工区について、過去に本格的な 調査が行われておらず、遺跡の概要や墓の基数などが明らかではなかったため、浦添市教育委員会では、 開発事業者との事前調整に向けた基礎資料を得る目的で、古墓の分布状況、残存状況などを確認するため の範囲確認調査を平成23年2月16日∼3月29日にかけて実施した。まず本遺跡が所在する丘陵は全体的 に草木が覆い茂っていたため、古墓の観察が出来る程度の伐採作業を行い、順次に任意番号を付して、古 墓の個別観察を行った。調査にあたっては沖縄県中部土木事務所作成の地籍・計画路線合成図を使用して、 位置情報の記録を行い、遺構観察カードに遺構観察の記述を行った。その調査の結果、石積墓1基、洞穴墓 1基、岩陰墓10基、平葺墓8基、亀甲墓59基、堀込墓14基、脇墓4基、形式不明のもの1基、計98基の古墓と 壕と思われる遺構1基などを確認した。

 上記の調査結果を踏まえ、平成23年9月16日付け浦教文第219号にて、東空寿工区計画地内にかかる古 墓は亀甲墓35基を含む49基の墓が確認されたことを沖縄県中部土木事務所へ報告し、同年10月3日、同 事務所と浦添市教育委員会で、道路計画路線上にかかる埋蔵文化財の取り扱いについて協議を行った。そ の結果、当該文化財の現状保存や路線変更は不可能であることから、当該文化財について記録保存のため の本発掘調査を実施することとなった。また、本発掘調査は浦添市教育委員会が実施することや、調査に 係る費用は浦添市教育委員会が積算し、事業者が負担すること、今回の協議を踏まえ協定を結ぶことなど についても合わせて協議を行った。その後、発掘調査の時期、期間について調整した結果、平成24年度に現 地調査を実施し、平成25年度に出土品の整理、平成26年度に発掘調査報告書を刊行することとし、年度毎 にそれぞれ契約を交わすことで合意した。こうした埋蔵文化財の取り扱いに関する協議や調整に基づき、 平成24年3月1日付け沖縄県中部土木事務所長と浦添市教育委員会教育長との間で、埋蔵文化財の取り 扱いの措置及び発掘調査の実施方法等について定めた「県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業(東空 寿工区)に係る埋蔵文化財に関する協定書」(以下、「協定書」)を締結した。同時に、発掘調査事業の実施体 制や現地調査から資料整理、報告書作成までの3年度にわたる発掘調査全体スケジュールを示した「発掘 調査全体実施計画書」を提出した。

 平成24年5月31日、上記の協議、協定を踏まえ沖縄県中部土木事務所長と浦添市長との間で、平成24年 度分の発掘調査委託業務契約を締結した。同年6月1日付けで、契約書に基づく「平成24年度発掘調査実 施計画書」を提出した。

 平成24年度に現地調査を実施したが、地権者から発掘の承諾を得られていない古墓があったため、未 調査となった古墓が数基あった。平成26年度にそれら古墓の承諾が得られたことから、現地調査を同年 度に実施した。これらのことにより、平成27年度に出土品の整理、平成28年度に発掘調査報告書を刊行す ることとする「県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業(東空寿工区)に係る埋蔵文化財に関する協定

書の一部変更(第1回)」(以下、「協定書の一部変更(第1回)」を平成27年3月16日付けで締結した。  以降、平成24年3月1日付け締結の「協定書」および平成27年3月16日付け締結の「協定書の一部変更 (第1回)」並びに各年度に締結した「発掘調査業務委託契約書」、「発掘調査実施計画書」等に基づき、平成 24年度から平成28年度の5ヶ年事業として県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業に伴う城間東空寿 古墓群の記録保存のための本発掘調査を実施した。

第2節 調査体制

 調査体制は以下のとおりである。 調査主体  浦添市教育委員会

事業責任  浦添市教育委員会 教育長    津波  清(平成23年度∼平成24年度)       池原 寛安(平成25年度∼平成28年度) 事業所管  浦添市教育委員会 文化部 部長 下地 安広(平成19年度∼平成28年度) 事業統括     同     文化課 課長 當間 眞榮(平成23年度∼平成24年度)        同    松川 章 (平成25年度∼平成28年度) 事業調整     同      文化財係長 宮里 信勇(平成23年度)

       同    松川 章(平成24年度)

       同    渡久地 政嗣(平成25年度∼平成28年度) 事業事務     同     文化財係主任 仲宗根 久里子(平成23年度∼平成28年度)        同 主任 渡久地 政嗣(平成24年度)

       同 主事 菅原 広史(平成24年度)

         同    文化振興係主事 松田 奈津子(平成25年度∼平成28年度)        臨時職員 名渡山 俊幸(平成24年度)

       同    宮里 磨 (平成25年度)        同    上原 仁美(平成26年度) 調査員      同     文化財係主任 仲宗根久里子

         同       嘱託職員 玉栄 飛道(平成24年度)

         同       同    玉那覇 有登(平成24年度・平成26年度) 資料整理嘱託職員

  平成25年度 (嘱託職員) 比嘉 美智子、浦崎 祐子   平成26年度 (嘱託職員) 玉那覇 有登

  平成27年度 (嘱託職員) 勝野 久美子、石嶺 敏子   平成28年度 (嘱託職員) 勝野 久美子

委託業務

  平成24年度 発掘支援業務委託 株式会社アーキジオ沖縄

         細川 俊之(所長)、西井 敏夫(所長9月∼)、天久 朝海(現場代理人・主任調査員)、          宮城 勉(調査員)、細川 俊之(管理技術者)

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図版21 019号墓

図版22 020号墓・023号墓・024号墓 図版23 021号墓

図版24 022号墓 図版25 025号墓 図版26 026号墓

図版27 027号墓・029号墓・          030号墓・031号墓 図版28 032号墓・035号墓・036号墓 図版29 033号墓

図版30 034号墓

図版31 037号墓・038号墓・040号墓 図版32 039号墓

図版33 041号墓・042号墓・043号墓 図版34 044号墓

図版35 045号墓・047号墓 図版36 046号墓

図版37 048号墓・049号墓

図版38 050号墓・051号墓・052号墓 図版39 003号墓出土遺物(1) 図版40 003号墓出土遺物(2) 図版41 003号墓出土遺物(3) 図版42 004号墓出土遺物(1)・(2) 図版43 004号墓出土遺物(3) 図版44 004号墓出土遺物(4) 図版45 004号墓出土遺物(5)・(6) 図版46 004号墓出土遺物(7) 図版47 004号墓出土遺物(8) 図版48 004号墓出土遺物(9) 図版49 004号墓出土遺物(10) 図版50 004号墓出土遺物(11) 図版51 004号墓出土遺物(12) 図版52 004号墓出土遺物(13)・(14) 図版53 004号墓出土遺物(14)・(15) 図版54 004号墓出土遺物(16) 図版55 004号墓出土遺物(17) 図版56 009号墓出土遺物 図版57 012号墓出土遺物(1) 図版58 012号墓出土遺物(2)

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図版59 016号墓出土遺物

図版60 018号墓出土遺物(1)・(2)、      019号墓出土遺物

図版61 021号墓出土遺物(1) 図版62 021号墓出土遺物(2) 図版63 022号墓出土遺物 図版64 025号墓出土遺物(1)

図版65 025号墓出土遺物(2)、026号墓出土遺物、      033号墓出土遺物

図版66 039号墓出土遺物(1) 図版67 039号墓出土遺物(2) 図版68 039号墓出土遺物(3) 図版69 041号墓出土遺物 図版70 046号墓出土遺物

図版71 042号墓・043号墓・044号墓・050号墓      051号墓出土遺物

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第1節 調査に至る経緯

 平成17年3月31日付け中土第5849号により、沖縄県土木建築部中部土木事務所(以下、沖縄県中部土木 事務所)から「主要地方道浦添西原線(港川道路)の計画に伴う文化財等について(照会)」があった。これを 受けて浦添市教育委員会は平成17年4月5日付け浦教文第2号により、道路計画地内に崎原古墓群、東空 寿古墓群、城間村跡が所在すると回答した。同時に、周知の遺跡については範囲確認調査、未調査地域にお いては試掘調査の必要がある旨を回答した。

 その後、浦添市教育委員会では沖縄県中部土木事務所の工事計画区分の3工区(崎原工区、東空寿工区、 城間工区)のうち、本報告書で報告を行う東空寿古墓群が所在する東空寿工区について、過去に本格的な 調査が行われておらず、遺跡の概要や墓の基数などが明らかではなかったため、浦添市教育委員会では、 開発事業者との事前調整に向けた基礎資料を得る目的で、古墓の分布状況、残存状況などを確認するため の範囲確認調査を平成23年2月16日∼3月29日にかけて実施した。まず本遺跡が所在する丘陵は全体的 に草木が覆い茂っていたため、古墓の観察が出来る程度の伐採作業を行い、順次に任意番号を付して、古 墓の個別観察を行った。調査にあたっては沖縄県中部土木事務所作成の地籍・計画路線合成図を使用して、 位置情報の記録を行い、遺構観察カードに遺構観察の記述を行った。その調査の結果、石積墓1基、洞穴墓 1基、岩陰墓10基、平葺墓8基、亀甲墓59基、堀込墓14基、脇墓4基、形式不明のもの1基、計98基の古墓と 壕と思われる遺構1基などを確認した。

 上記の調査結果を踏まえ、平成23年9月16日付け浦教文第219号にて、東空寿工区計画地内にかかる古 墓は亀甲墓35基を含む49基の墓が確認されたことを沖縄県中部土木事務所へ報告し、同年10月3日、同 事務所と浦添市教育委員会で、道路計画路線上にかかる埋蔵文化財の取り扱いについて協議を行った。そ の結果、当該文化財の現状保存や路線変更は不可能であることから、当該文化財について記録保存のため の本発掘調査を実施することとなった。また、本発掘調査は浦添市教育委員会が実施することや、調査に 係る費用は浦添市教育委員会が積算し、事業者が負担すること、今回の協議を踏まえ協定を結ぶことなど についても合わせて協議を行った。その後、発掘調査の時期、期間について調整した結果、平成24年度に現 地調査を実施し、平成25年度に出土品の整理、平成26年度に発掘調査報告書を刊行することとし、年度毎 にそれぞれ契約を交わすことで合意した。こうした埋蔵文化財の取り扱いに関する協議や調整に基づき、 平成24年3月1日付け沖縄県中部土木事務所長と浦添市教育委員会教育長との間で、埋蔵文化財の取り 扱いの措置及び発掘調査の実施方法等について定めた「県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業(東空 寿工区)に係る埋蔵文化財に関する協定書」(以下、「協定書」)を締結した。同時に、発掘調査事業の実施体 制や現地調査から資料整理、報告書作成までの3年度にわたる発掘調査全体スケジュールを示した「発掘 調査全体実施計画書」を提出した。

 平成24年5月31日、上記の協議、協定を踏まえ沖縄県中部土木事務所長と浦添市長との間で、平成24年 度分の発掘調査委託業務契約を締結した。同年6月1日付けで、契約書に基づく「平成24年度発掘調査実 施計画書」を提出した。

 平成24年度に現地調査を実施したが、地権者から発掘の承諾を得られていない古墓があったため、未 調査となった古墓が数基あった。平成26年度にそれら古墓の承諾が得られたことから、現地調査を同年 度に実施した。これらのことにより、平成27年度に出土品の整理、平成28年度に発掘調査報告書を刊行す ることとする「県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業(東空寿工区)に係る埋蔵文化財に関する協定

書の一部変更(第1回)」(以下、「協定書の一部変更(第1回)」を平成27年3月16日付けで締結した。  以降、平成24年3月1日付け締結の「協定書」および平成27年3月16日付け締結の「協定書の一部変更 (第1回)」並びに各年度に締結した「発掘調査業務委託契約書」、「発掘調査実施計画書」等に基づき、平成 24年度から平成28年度の5ヶ年事業として県道浦添西原線(港川∼城間)道路改築事業に伴う城間東空寿 古墓群の記録保存のための本発掘調査を実施した。

第2節 調査体制

 調査体制は以下のとおりである。 調査主体  浦添市教育委員会

事業責任  浦添市教育委員会 教育長    津波  清(平成23年度∼平成24年度)       池原 寛安(平成25年度∼平成28年度) 事業所管  浦添市教育委員会 文化部 部長 下地 安広(平成19年度∼平成28年度) 事業統括     同     文化課 課長 當間 眞榮(平成23年度∼平成24年度)        同    松川 章 (平成25年度∼平成28年度) 事業調整     同      文化財係長 宮里 信勇(平成23年度)

       同    松川 章(平成24年度)

       同    渡久地 政嗣(平成25年度∼平成28年度) 事業事務     同     文化財係主任 仲宗根 久里子(平成23年度∼平成28年度)        同 主任 渡久地 政嗣(平成24年度)

       同 主事 菅原 広史(平成24年度)

         同    文化振興係主事 松田 奈津子(平成25年度∼平成28年度)        臨時職員 名渡山 俊幸(平成24年度)

       同    宮里 磨 (平成25年度)        同    上原 仁美(平成26年度) 調査員      同     文化財係主任 仲宗根久里子

         同       嘱託職員 玉栄 飛道(平成24年度)

         同       同    玉那覇 有登(平成24年度・平成26年度) 資料整理嘱託職員

  平成25年度 (嘱託職員) 比嘉 美智子、浦崎 祐子   平成26年度 (嘱託職員) 玉那覇 有登

  平成27年度 (嘱託職員) 勝野 久美子、石嶺 敏子   平成28年度 (嘱託職員) 勝野 久美子

委託業務

  平成24年度 発掘支援業務委託 株式会社アーキジオ沖縄

         細川 俊之(所長)、西井 敏夫(所長9月∼)、天久 朝海(現場代理人・主任調査員)、          宮城 勉(調査員)、細川 俊之(管理技術者)

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